皆様おはこんばんにちは!
今回の投稿では、タイトルにもある通り
「バフェットの財務諸表を読む力」
を読んでみた感想と、どのようにこれからのトレードに活かしていくのかをご紹介していきます!
※ネタバレを含みます!!!※
※参考までにページ数を載せることがありますが、刷数によって異なる可能性があるので、参考程度でお願いします※
まず初めに、なぜこの本を読もうと思ったかというと、前回投稿で読んだ、「1勝4敗でもしっかり儲ける 新高値ブレイク投資術」にて、著者DUKE。さんがおすすめしていた本だからです!
要点まとめに移る前に、「1勝4敗でもしっかり儲ける 新高値ブレイク投資術 著:DUKE。」を読んだ感想の投稿をご覧になっていない場合は、ぜひそちらからご覧ください!
では、本題に移ります
「バフェットの財務諸表を読む力」ですが、みなさんご存知のバフェットが、どのように財務諸表を読み解き、どのように優良銘柄を選定していたのかをまとめた本です
そして、これまでこのブログで投稿していた本と大きく違うのは、バフェットは長期投資を大前提としていることです
普段ぽんすけはあまり長く株を持つことを考えていないこともあり、、、
とても勉強になったし、これまで読んでこなかった財務諸表の読み方について、知ることができました!
「財務諸表を読む力」というタイトルだと、みなさん難しく考えてしまい、手に取ることを戸惑ってしまうかもしれませんが、大丈夫です!
この本では、財務諸表の読み方を要点を押さえて教えてくれますし、株初心者の方でも、十分に興味深く読むことができると思います
ただ、ほんの一部難しいところもありますけどね。。。
それでは、ぽんすけが読んでみた感想を、
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書
の三つにわけて、要点のみご紹介させていただきます!
※この本は、米国の財務諸表が参考にされているため、日本企業では該当しないものもあるかと思います、あらかじめご了承ください※
1.損益計算書
損益計算書とは、投資家に対して、特定期間内における企業活動の結果を教えてくれるもので、売上高やそのための営業経費、それらからわかる利益などがまとめられています
○優良企業は高い粗利益率を示す傾向がある
粗利益率というのは、売上高から売上原価を差し引いた粗利益を売上高を割って得られる数字です
粗利益率が高いということは、その企業特有の強みを活かし、売上原価をはるかに上回る価格設定の自由が与えられ、大きな売上高が得られることであり、
粗利益率が低いということは、自社製品・サービスの値下げによって競争するしかない企業が該当し、これが最終的には収益性に悪影響を及ぼすことになる
優良企業はこの粗利益率が長期間「一貫して」高い傾向にあるといい、具体的には粗利益率40%以上が望ましいといいます
○一般管理費は「一貫して」低いことが望ましい
損益計算書内の一般管理費とは、当該会計期間内にかかった、直接・関節の販売経費と、あらゆる一般経費及び管理経費が記載されている
粗利益に対する一般管理費の比率をSGA費比とすると、このSGA費比が高く苦しめられている企業は避けるべきであり、ここでも、「一貫して」SGA費比が低く保たれている企業が優良であり、
SGA費比が30%以下であると、その可能性が高いといいますが、これに関しては、30〜80%でも優良企業であることも度々あるといいます
○多額の研究開発費を要する会社は優位性に先天的欠陥を内包している
ここでいう研究開発費というのは、特許や先進技術を源とするものであり、それがなぜ先天的欠陥を内包しているかというと、一時的優位性になりやすいためです
例えば製薬会社のように、特許によって優位性を生み出している場合、一定期間後に特許が切れれば優位性は消滅してしまいます
長期的にみたときには、経済性が危険に晒される可能性があるということです
○減価償却費は極めて現実的なコストであり、利益を計算するときに除外すべきでない
機械や建物は、長い時間をかけて損耗していくものであり、損益計算書では、この損耗分を減価償却費として記載します
このパートについては、結論に至るまでの経緯は少し難しいので、この投稿では本書にある結論のみ記載します
優良企業は、過酷な競争に苦しんでいる企業と比べ、粗利益に対する減価償却費の割合が低くなる傾向にあるということです
会社の最終利益を考えるとき、粗利益を侵食する諸経費は少ければ少ないほど良いということですね
○営業利益に占める支払利息の比率は、企業の危機レベルを表す
これはなんとなくわかるかなと思います、利息の支払いに追われている企業が良いとは思わないですよね
やはり、優良企業のほとんどは、支払利息をほとんど、もしくは全く計上していないといいます
営業利益に占める支払利息の比率で比較するとわかりやすいですが、重要なのは、業界ごとでその比率が最も低い企業を選ぶということです
○税引前利益の数字を使えば、さまざまな投資を同条件で比較できる
これはそのままです、税金がかかわると、ややこしいですし、条件が変わってきますからね
○大事なのは売上高あたりの純利益である
まず、第一に純利益が右肩上がりであることが言わずもがな大事ですが、それを一株あたりの純利益(EPS)で比較してしまうと、自社株買いを行った際に整合性が取れなくなってしまう
そのため、比較するのに重要なのは、売上高に対する純利益の割合を比較していけば、その企業の経済性について知ることができるといいます
売上高あたりの純利益の割合が、長期的に20%以上であれば、なんらかの長期的優位性を持っていると言え、逆に、一貫して10%以下であれば、優位性を有していない場合が多い
2.貸借対照表
次は、貸借対照表についてですが、これは企業のある特定時点(期末など)における財政状態(資産・負債・純資産)を一覧にした財務諸表(決算書)であり、会社の「健康診断表」とも言われるようなものです
○借入金が大量に存在している企業は優良ビジネスでない可能性が高い
まず、借入金というのは、金融機関から借りたお金で、言わば返さないといけないお金です
大量の現金を保有していながら、借入金が少量もしくはゼロで、株式発行や資産売却をしておらず、長期的に収益の一貫性が確認できている場合は、優良企業である可能性が高いということです
○優良企業は、棚卸資産と純資産が共に増加する傾向がある
棚卸資産とは、将来の売却のために倉庫で蓄えている製品のことです
この棚卸資産と純利益が共に増加することは良いことであり、そのような企業は、製品販売を伸ばして収益を向上させているため、注文を期日通りに捌くために、在庫を増加させる必要にあります
逆に棚卸資産の増減が激しい企業には要注意です
○そう売上高に占める売掛金の割合が、一貫して他社より低い企業は、ある種の優位性を持つ可能性が高い
売掛金とは企業が貸しているお金です
競争が極めて激しい業界では、取引相手に有利な支払い条件を提示することで、同業他社より抜きん出ようとする企業が出てきます
有利な支払い条件というのは、例えば、支払い期限を30日から120日に伸ばすことなどをいいます
そうすることで、取引相手にとっては好条件になりますが、その結果、売掛金が膨らむことになります
そのため、売掛金が同業他社よりも低い場合には、その企業は優良である可能性が高いということです
○変更の必要がない製品を一貫して生産しつづけることは、一貫して収益を上げ続けることに等しい
これは、減価償却に関わることで、
優良企業・製品においては、完全に摩耗した時点で、工場を建て替えれば良いが、そうでない企業は、完全に摩耗する前に建て替え、もしくは、生産設備を更新し続けなければならないことになります
同じ製品を生産し続ければ、競争力を保持するためだけに生産設備の更新に莫大な資金を注ぎ込む必要がなくなり、莫大な余剰金を収益性の高い事業に振り向けることができます
これが、バフェットが「コカ・コーラ」を愛する大きな理由の一つだと思います
○長期にわたって、のれん代が増加している場合、その企業が他企業の買収に血道をあげていという状況が考えられる
のれん代というのは、M&A(企業の合併・買収)で買収価格が対象企業の純資産額を上回る場合に発生する差額です
優良業者の買収を繰り返しているということは、好ましい状況であるといいます
○金融機関の株を購入するとき、もしくは、会社全体の買収を検討するときは、長期借入金よりも短期借入金が多い会社を除外する
短期借入金を多く借り入れるということは、金融市場の突然の変動にさらされ、ビジネスモデルの永続性を失われる可能性が高い
永続性というのは、保守的な行動から生じる安定性とも言い換えられる
○優良企業はほとんどの場合、長期借入金が少額もしくはゼロである
これは、優良企業は膨大な利益を上げているため、事業拡大や企業買収を自己資金で賄うことができるため、巨額な借入を行う必要が全くないためです
○優良企業はときには、純資産を全く必要としない場合がある
このような企業は収益力が非常に高い企業が当てはまる
これにより、負債比率(負債合計/純資産合計)が上昇し、数字上、凡庸な企業と見分けがつかなくなってしまうこともあるということです
○自己株式調整済み負債比率が0.8以下であれば、優良企業である可能性がある(金融機関を除く)
自己株式調整済み負債比率というのは、負債合計を自己資本と自己株式の合計で割った値で、自社株買いによる純資産の操作の影響を排除し、より実態に近い財務の健全性を測る指標です
バフェットはこの値が低ければ低いといいますが、金融機関については、資産を融資に回すため、貸借対照表上の負債額が大きくなるため、除外します
○内部留保の着実かつ長期的な増加は、優良企業の特徴の一つである
内部留保とは、企業が稼いだ利益(当期純利益)から税金や配当金、役員賞与などを差し引いた後、社内に蓄積されたお金(利益剰余金)のことで、この累積額が大きくなることで、最終的には、未来の収益成長力を向上させることになります
○株主資本利益率の高さは、その企業が内部留保を有効に活用していることを示す
株主資本利益率とは、純利益を純資産で割って出る値で、その高さは、その企業が内部留保を有効に活用していることを示している
時間が経過するにつれ、高い株主資本利益率は、ビジネスの根源的価値を増大させていくことになるといいます
しかし、ここで注意点があり、一部企業はあまりにも高い収益力のため、内部留保を行う必要性がなく、利益の全てを株主に還元してしまうということで、この場合、貸借対照表上の純資産がマイナスになることがある
そして、危険なのは、債務超過状態の企業も同様に純資産がマイナスになることです
その見分け方について、強い純利益の数字を長期開示している企業が、マイナスの純資産を計上している場合は、優位性を持っている可能性があり、
だが、純利益が長期間マイナスを続け、純資産の数字もマイナスの場合は、競争に打ちのめされた凡庸な企業の可能性があります
3.キャッシュフロー計算書
企業の一会計期間における現金や預金の「お金の流れ(増減)」を「営業」「投資」「財務」の3つに分けて示す財務書類です
損益計算書では見えない資金繰りの実態や、企業の財務健全性を把握するために非常に重要です
○優良企業は、資本的支出が低くなる傾向にある
例えば、電話会社は、通信網を整備するために、莫大な資本的支出を強いられており、その支出は会社の長期的経済性を著しく損ねています
そのため、バフェットのいう優良企業はそうでない企業に比べると、事業継続のための資本的支出が少なくて済みます
判別方法としては、10年間の資本的支出の総額を計算し、それを10年分の純利益の総額と比べたときに、長期的に、優位性を持つ企業は、そうでない企業に比べて、資本的支出に振り向ける純利益の割合が極めて低くなります
バフェット曰く、年間の資本的支出が純利益の50%以下、という状況を長年にわたって維持してきた企業は、優良企業である可能性があり、その数字が一貫して25%以下であれば、さらにその可能性は高まるといいます
○配当アップよりも自社株買いを続けている企業こそが株主を富ませる
なぜ配当アップよりも自社株買いをバフェットが好むというと、配当を受け取る株主は税金を払わなければならないためです
そのため、株主を思う優良企業は、自社株買いを行い、発行済み株式総数を減少させ、EPSを上昇させ、将来の株価上昇につなげていくといいます
ちなみに、企業が自社株買いを行っているか確認する方法は、キャッシュフロー計算書の「投資活動によるキャッシュフロー」の「株式の発行(償還)、純額」を見ることでわかります
◎まとめ
いかがでしたか?
ぽんすけ的には、いつもデイトレードや長くて数週間しか保有しないことが多いので、バフェットのように「超長期」で持つことを前提とした、銘柄選びについての知識は全くなかったこともあり、非常に勉強になった一冊でした
冒頭にも申し上げたとおり、表紙だけ見ると、難しそうだと思うかもしれませんが、中身を読んでみると全然そんなことはなく、スイスイ読むことができます
重要なのは、この本を読んだ後に実際に実践してみることだと思いますので、実践したときには、また改めて投稿して、内容を紹介しますね!
ここまでご覧いただいた方々、本当にありがとうございました!
それでは皆様ごきげんよう!



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