皆様おはこんばんにちは!
今回の投稿では、タイトルにもある通り
「オニールの成長株発掘法」
を読んでみた感想と、どのようにこれからのトレードに活かしていくのかをご紹介していきます!
※ネタバレを含みます!!!※
※参考までにページ数を載せることがありますが、刷数によって異なる可能性があるので、参考程度でお願いします※
まず初めに、なぜこの本を読もうと思ったかというと、前回投稿で読んだ、「1勝4敗でもしっかり儲ける 新高値ブレイク投資術」にて、著者DUKE。さんがおすすめしていた本だからです!
要点まとめに移る前に、「1勝4敗でもしっかり儲ける 新高値ブレイク投資術 著:DUKE。」を読んだ感想の投稿をご覧になっていない場合は、ぜひそちらからご覧ください!
では、本題に移ります
この本では、投資家ウィリアム・オニールが開発した「CAN-SLIM法」をどのように運用するのかがメインの題材として書かれた本です
「CAN-SLIM法」をご存知ない方に、どのような投資法か簡単に説明すると、「大化けする成長株を狙って見つけ出す」ための銘柄選定ルールです
名前の由来は7つのルールの頭文字で、
C:今、利益が出ているか? (Current Quarterly Earnings)
A:毎年、成長しているか? (Annual Earnings Increases)
N:何か「新しいもの」があるか? (New Products, Management, etc.)
S:その株は「品薄」か? (Supply and Demand)
L:その業界の「主役」か? (Leader or Laggard)
I:プロに支持されているか? (Institutional Sponsorship)
M:市場全体の「空気」は良いか? (Market Direction)
と、こんなかんじです
では早速、要点をまとめていこうと思うのですが、、、
本書は約600ページあり、重要だと思う箇所が多すぎるので、今回は箇条書き形式で、ページ数を載せながらまとめていきますね
おそらく、この投稿を読み切るだけでも多くの時間が必要になるかもしれませんが、必ずためになると思いますし、本書を読めば、この投稿を読むよりも何倍も身になります
とにかく、この投稿を見るだけで身になるような、総集編的なものにしていきたいと思います、それでは参ります!!
○最も多いチャートパターン「カップウィズハンドル」(p128)
・このパターンは7週間から長いもので65週間かけて形成されるが、だいたいは3~6ヵ月ほどの期間で作られる。
このパターンの高値(カップの頂点)から安値(カップの底)の株価調整幅は、12~15%から33%である。
どのようなパターンでも、強いパターンには必ず、ベースパターンが形成される前に、明確でしっかりとした株価の上昇トレンドがあるものだ。
その最初の上昇トレンドで株価が少なくとも30%上昇したかどうかをまず見極め、それと共にレラティブストレングスの改善や、出来高の増加なども、上昇トレンドのどこかで発生していたかを確かめる。
・市場低迷時に最も下落の少なかったベースパターンの銘柄が、一般には最も良い選択肢と言える。
・強気相場のときにそれ以上の調整が入るようなチャートパターンは、新高値を試して上昇を開始しても失敗する確率が高くなる。
その理由は、新高値から安値まで50%以上下落するということは、つまりその銘柄が安値から以前の高値にまで上昇するには100%以上も上昇しなければならないことを意味しているからだ。
過去の例からそのような大きく下落したあとに高値を更新した銘柄は、ブレイクアウトしてから5~15%のところで反落する傾向にあることが分かっている。
○「取手」部分の基本的特徴(p133)
・取っ手はその銘柄の10週移動平均線よりも上に現れる。
ベース全体の下半分や10週移動平均線よりも明らかに下で形成された取っ手は弱く、株価上昇に失敗する傾向にある。
その時点における需要がまだ不十分で、株価が以前の下落幅の半分も値を回復できていないということである。
・適切な取っ手の下落幅は、強気相場なら高値から8~12%以内である。
強気相場でこの割合を超えて取っ手が下落するのは、下落幅が大きすぎるうえに不安定であり、そのほとんどが不適切でリスクの高い銘柄となる。
・適切な株価パターンのピボットポイントは、株価の以前の高値水準になるとは限らない。
多くは前の高値から5~10%下がったところで発生する、取っ手部分の高値が買いポイントになるわけだが、これはほとんどがベースの高値よりもやや低くなる。
これは重要なので覚えておいてほしい。
○株価パターンの安値で生じる薄商い(p137)
・適切に形成されたベースの場合、底部分で1~2週間、そして取っ手部分の後半数週間の安値の時期に、出来高が劇的に減少する。
これは、株がすべて売り尽くされて市場に新たに入ってくる株がほとんどないことを意味している。
機関投資家による買い集めが進んでいる健全な銘柄には、だいたいこの現象が見られる。
株価の収束(日足または週足チャートで終値がほぼ同じこと)および要所での薄商いは、好材料だと言える。
○出来高急増も貴重な手がかり(p139)
・株の購入を検討するなら、その銘柄の週単位の出来高を確認することだ。
株価パターンがベースを形成している時期に、出来高が週間平均出来高よりも多い週に注目して、そのうち株価が上昇して引けた週のほうが、株価が下落して引けた週よりも多ければ、好材料であると言える。
○ダブルボトム(p145)
・「W」の2つ目の底が1つ目の底と同じ水準になるか、1~2ポイントほど明らかに下回る(たいていは下回る)ことが重要で、これによって弱い株主が振るい落とされる。
2つ目の底が1つ目の底を下回らないと、ダマシや不完全なダブルボトム型となる。
ダブルボトムにも取っ手が形成されることがあるが、これは必須ではない。
ダブルボトムの深さと幅は、カップ型のパターンと似ている。
ダブルボトムのピボットポイントは「W」の右側の2つ目の底を経たあとの高値になる。
そして「W」の真ん中の高値と同じ価格になったときが買いポイントである。この真ん中の高値は左側の高値よりもやや下の水準で頭打ちするはずである。
取っ手付きのダブルボトムの場合は、取っ手の高値が買いポイントとなる。
○ベースの上のベース(p154)
・力強い銘柄がその一定の値幅(ベース)から上方にブレイクしたものの、市場全体が新たな下落局面に入ったために、通常の20~30%ほどの上昇もできないでいる状態を言う。
そのため株価は直前の安値付近まで押し、市場全体が安値を更新するなか、その銘柄だけは以前のベースのすぐ上で第2の揉み合いを演じることになる。
やがて市場全体が弱気相場の終わりを迎えると、このような銘柄は真っ先に新高値を付けて、さらに大きい飛躍を始める傾向にある。
○ダマシの株価パターンとベース構造を見破る(p174)
・株価の天井を見極める場合は、「ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ」(三尊型)
パターンが最も信頼性が高い。
右肩(二つ目の肩)は、左肩よりもやや低くなければならない。
「トリプルボトム」は「ダブルボトム」に比べると、レンジが狭くかつ力強さと魅力に欠けるパターンである、その理由は、安値への急激な株価調整が三度も入るからだ。
「ダブルボトム」なら二度、「取っ手付きカップ」なら一度ですむ、安値が上昇する「取っ手」部分の形も不完全で、ダマシであることが多い。
○レラティブストレングス(RS)の正しい使用法(p177)
・適切な売りのタイミングは、株価が急上昇してベースから著しく上昇し、レラティブストレングスも非常に高い数値を示しているときである。
このような違いを見極めるには、日足や週足のチャートの利用が必須である。
※レラティブストレングス(RS)については、この記事がわかりやすかったので、載せておきますね

○無名の新興銘柄が秘める可能性(p179)
・成長を遂げる若い銘柄は、起業から5〜10年間に収益率を最も急速に伸ばす傾向にあるので、若い起業の初期の成長期に目を光らせておくことだ。
○紛らわしい決算発表に注意(p189)
・株を買うときは、当四半期(最新の決算が発表された四半期)のEPSが前年同期比で、大きな伸び率を示している銘柄を選ばなければならない。
・企業のEPSは、季節性による変動の影響を排除するために、直前の四半期ではなく前年の同期四半期と比べること。
つまり、12月が期限の四半期のEPSなら、直前の9月が期限の四半期と比べるのではなく、前年の同じ12月が期限の四半期と比べることで、より正確な評価ができるのである。
○当期EPSの増加率に最低目標を設定する(p192)
・成功している投資家の多くは、EPS増加率の最低目標として25%や30%を設定している。
さらに成功率を上げるために、過去2四半期続けて、大幅にEPSが増加している銘柄を必ず選ぶのだ。
強気相場(市場の大きな上昇トレンド)では、私自身は40~500%、あるいはそれ以上と飛躍的にEPSが増加した銘柄に絞るようにしている。
○EPS増加に加えて売り上げが増加した企業を探す(p195)
・四半期EPSが勢いを付けて上昇していても、売り上げが直近の四半期に少なくとも25%以上増加しているか、あるいは売り上げ増加率が直近3四半期で加速していることが最低条件である。
・運営コストや広告費、研究開発費、および建設事業費などを削減することで、企業はある一定期間見せかけの収益増加を作り出すことができるのだ。
しかし、収益増加を継続的に達成させるには、売り上げの上昇が伴わないと実現しない。
○2四半期連続でEPS増加率が減少した時は注意せよ(p197)
・企業のEPSが悪化したと判断するのは、2四半期連統で著しく増加率が減少したことを確認してからにしたい。
具体的には、前回の増加率に比べて3分の2以上の減少を目安にするとよい。例えば、100%の増加率が30%になったとき、あるいは50%が15%になったときなどである。
○年間EPSの増加率が25〜50%以上の銘柄を選ぶ(p202)
・年間EPSが過去三年連続で増加しているものを探すのだ。
2年目のEPSが下がっている銘柄は、たとえ3年目の結果が過去最高水準にまで回復したとしても、選択肢から外したい。
直近数四半期で高いEPSの増加を示していること、およびここ数年で着実に成功している記録があること、この両者がそろって初めて大化け銘柄が生まれる。
・株を買うなら、その銘柄の年間EPSの増加率が25%、50%、あるいは100%以上のものを選ばなければならない。
○ROEが高い銘柄を探す(p203)
・過去50年間で急成長を遂げたほぼ全銘柄が、最低でも17%のROEを示していたことを突き止めた(なかでも特に優れた大化け銘柄のROEは25~50%ほどになる)。
また企業のキャッシュフローを見極めるには、内部で発生する現金の額を反映させるために企業の減価償却費を加えて計算する。
大化け銘柄のなかには、実際のEPSと比べて、一株当たりの年間キャッシュフローが20%以上も大きい銘柄がある。
○正常な株式相場のサイクルとは?(p205)
・新しい強気相場の初期段階では、通常、成長株がマーケットを牽引して新高値を付ける。
そのような銘柄は、四半期ごとに利益を伸ばし続けていたのにマーケット全体の条件が整わずに株価が伸び悩んでいた企業である。
○年間EPSと当期四半期EPSがともにずば抜けた企業を見つける(p210)
・EPS指数とは、企業の直近2四半期のEPSの増加率を前年同期と比べ、過去3年間でどれほど成長したかを測定したものである。
その後、その測定結果を公開されている全銘柄と比較し1(最低)~99(最高)の指数で表す。EPS指数が99の企業は、年間EPSと当期四半期EPSの両方で、残り99%の企業よりも良い成績であったことを意味する。
○大いなる矛盾の答え(p233)
・重要な新製品や新サービスを生み出した企業、または経営陣が新しく変わったり業界内の基礎条件が著しく改善し、利益を伸ばした企業を探そう。
そのような銘柄の株価がきちんとした正しいベース形成の揉み合いパターンから抜け出るまさにそのときに、出来高の増加を伴って新高値に近づいたり実際に新高値を付けた銘柄を買うのだ。
○株式供給量による違い(p238)
・全体の株式発行数から経営陣などが保有している安定保有株式数を差し引いた、市場に流通している株のことである。
経営陣が保有している株式の割合が大きいと(大企業だったら最低1~3%、中小企業ならそれ以上)、株の値動きが経営陣自らの利害につながるために、企業としての株価上昇に対する努力が期待できるため、良い買い候補となる。
○過度の株式分割には注意(p241)
・ 一般に、新たな強気相場が訪れたときに初めて株式分割を行うと、株価は上昇する傾向にある。
だが実際に株価が上昇し始める前には、数週間にわたる調整期間がある。
株価が1年~2年ほど順調に上昇していた企業が、強気相場の終盤や弱気相場の初期段階において度を超えた株式分割を行うのはあまり賢いとは言えない。
○公開市場で自社株買いをしている企業を探す(p243)
・ 公開市場で長期間かけて継続的に自社株を買っている企業というのは見込みのある企業である(自社株を10%保有していれば相当な量である)。
これはほとんどすべての企業について言えることで、特にCANSLIMの基準を満たしている成長中の中小企業ならばなおさらである。
自社株を買うという行為は、流通する株式数を減らすだけでなく、企業が今後の売り上げや収益の改善を見込んでいることを暗示している。
○業界内で上位2〜3銘柄を狙う(p250)
・その業界における上位1~3銘柄は、残りの企業がまったく振るわないときでも、肩じられないような成長を見せることがある。
上位企業とは、規模が最大であるとか、だれもが知っているブランドという意味ではない。
最高の四半期EPS(一株当たり収益)増加率および年間EPSの増加を示し、ROE(株主資本利益率)も最大で、利益率や売上増加率もずば抜けていて、株価の動きも活発な企業のことである。
さらに、独創性のある優れた製品やサービスを生み出しては、革新的になりきれない古株の競合他社からマーケットシェアを奪い取っていることも特徴である。
○共振株は買わない(p252)
・共振株とは、主導銘柄のおこほれをもらうために買われる同じ業界内の別の銘柄のことである。だがそのような企業の利益は、主導銘柄のそれと比較するとたいてい見劣りする。
株価は主導銘柄に「共振」して上昇しようとするが、主導銘柄ほどの成功を収めることはけっしてない。
○主導銘柄と停滞銘柄を見分ける方法ーレラティブストレングスを使う(p255)
・1950年代初期〜2008年にかけて最高の値動きを記録した銘柄について、大きく株価が上昇する前のレラティブストレングス指数を調べてみると、平均が87であることが分かった。
これは、大化け銘柄がいよいよ最大の上昇を始めようとしているときには、市場の残りの9割の銘柄よりも、値動きですでに上回っていることを意味しているのだ。
そこで、株式市場で大きな成功を収めたいのならば、この大原則を守ってほしい真の主導銘柄を見つけて買い、低迷株や共振株は避けること。
レラティブストレングス指数が40〜60台の銘柄は買ってはならない。
○マーケットの調整局面で新たな主導銘柄を探す(p258)
・市場全体が調整局面を迎えたり下落を始めるときというのは、実は新しい主導銘柄を見つけやすい時期なのである。
しかしその見つけ方を知らなければならない。
魅力的な成長株は、市場平均株価の1.5~2.5倍の調整が入る。
つまり、市場全体が10%下落したら、優秀な成長株の下落率は15~25%になるということだ。
しかし強気相場、つまり上昇トレンドで起こる一時的な調整の場合には、最も下落率が少なかった成長株が最高の選択であると考えてよい。
反対に、最も下落率が大きかったものが最悪の選択となる。
○弱気の日に異常な強さを示す銘柄を探せ(p263)
・覚えておくことー停滞株に投資するのは、たとえそれが興味をそそるほどの安値に見えても、利益を生み出すことはない。
マーケットを牽引する主導銘柄を探し、そういった株からのみ買い銘柄を選択するのだ。
そして買値から8%下落した持ち株は、損失を出している停滞株とみなして、大きな痛手を被る前に損切るのだ。
○株主の質と増加数に注目する(p266)
・買いを検討している銘柄は何社の機関投資家によって保有されているかだけでなく、最近の数四半期でその銘柄を保有する機関投資家の数が着実に増加しているか、そして最も重要な点が、直近四半期で株主数が著しく増加しているか、に注目することだ。
○直近の四半期に機関投資家が買った株に注目する(p268)
・一般的に、直近の四半期に機関投資家が新たに買ったポジションのほうが、長期間保有されている既存のポジションよりも重要である。
ファンドが新規にポジションを建てると、その後は増し玉していく可能性が高く、すぐに売却する可能性は低い。
○機関投資家による「過剰保有」に注意(p272)
・2001年夏のアメリカ・オンラインや2000年夏のシスコ・システムズもまた、100社以上の機関投資家によって過剰保有されていた。
このような大きな供給は、弱気相場では株価に悪影響を与えることがある。
株価が値を上げている一部の成長企業にどっと押し寄せた無数のファンドが、値が下がったとたんに一斉に株を売却してしまうのだ。
○市場の低迷から身を守る(p295)
・市場が天井を打ったことを暗示する兆候をいくつか目にしたら、躊躇している暇はない。
本格的な弱気相場に突入する前に素早く保有株を売るのだ。
株価指数が次々と頭打ちをして下方向へと大きく転換したら、すぐさま行動を起こして手持ちの株を市場価格(成り行き注文)で売り、株式資産の25%以上を現金化しよう。
○マーケットの天井を見極める方法(p298)
・指数が上昇していくのを毎日注意深く観察することから始まる。
すると上昇トレンドをしていたある日突然、マーケット全体の出来高が前日よりも増加したのに株価指数は失速して動かない(前日の上昇に比べて勢いが衰えた)という現象が起こる。
私はこれを、「株価の上昇を伴わない出来高の増加」と呼んでいる。
その日の平均株価が下げて引ける必要はないが、ほとんどの場合では下げて引ける。
機関投資家による株式の大量売り、つまり「売り抜け」の状態を明確に示すものである。
株価平均のその日の高値と安値の価格差が、場合によっては前日よりも少し大きくなることもある。
天井を打つ直前での大量売りは、通常なら4~5週間に3~5日起こる。
つまり売り抜けは、市場がまだ上昇中に起こるのだ!
これこそが、売り抜けを見極められる投資家が極端に少ない理由の一つである。
4週間~5週間で明確な売り抜けが4~5日あると、その後の市場全体はほぼ必ず下落を始める。
○上昇の試しが失敗することを暗示する3つのサイン(p300)
・最初の反発が弱々しいことを示すサインは、
①株価が3日目、4日目、5日目と上昇するのに、出来高は前日よりも少ない
②平均株価の上げ幅が前日よりも少ない
③平均株価が前に付けた高値から直近の安値の値幅の半分も回復していない
などが挙げられる。
このような弱い上昇や試しに失敗したら、手持ちの株をさらに売るべきであろう。
○主導株から市場の天井を見極める(p306)
・上げ相場が何年か続いたあとにマーケットを牽引していた個別銘柄の大多数が異常な動きを見せ始めたら、市場が転換期を迎えていると確信してよいだろう。
弱気相場の初期段階では、特定の主導株が下降トレンドに抵抗するかのように強く、上昇できるという印象を与えるものだ。
しかしこれは単に、避けられない下落という運命に逆らっている姿にすぎない。
やがて本格的な下落が始まると、そこから逃れられる銘柄はなく、いずれは主導株ですら例外なく売り局面に屈するのだ。
○まだある弱気相場の警告(p312)
・これまでマーケットを牽引してきた主導銘柄がつまずき始めて、代わりに低価格でより投機的なボロ株が浮上し始めたら要注意だ!
老犬(重厚長大産業)が吠え始めると、マーケットは最後の弱った足でようやく立っている状態だ。
停滞株には市場を牽引して株価を上昇させるような力はない。
市場が上昇した日に最も活発だった銘柄を示す一覧表のなかにボロ株がいくつも名を連ねて占領する日が増えてきたら、このような状態であると考えて間違いない。これは単に弱い銘柄が市場を先導しようとしているだけだ。
最高の銘柄でも先導できなかったものを、最悪の銘柄が長期間先導し続けることなどできるわけがない。
○マーケットの底を見極める方法(p317)
・素晴らしい売り上げと収益率を持つ高品質な銘柄が、しっかりとしたベースから抜け出たら買い始めても良いという許可にすぎない。
これは上昇が成功していることを知らせる2番目の重要なサインである。
忘れないでほしいのは、どんな新しい強気相場も強い株価と出来高の増加が証明されないまま始まったことはないということである。
忍耐強く待ち続け市場に耳を傾けておいて損はない。
○マーケットの転換期を見つけるそのほかの方法(p322)
・1984年1月にダウが新高値を付けたときは、このようなダイバージェンスになっていた。
幅広い銘柄を集めているため重要視されるS&P500のほうは、新高値を付けなかったのだ。
ほとんどのプロ投資家が主要な指標のチャートを並べて見るのは、このように指標が大きく動いても必ずしもそれが主要な転換期を示すものではないことを簡単に見抜くためなのだ。
機関投資家たちは、わずか30銘柄から成るダウを意図的に上昇させる一方で、それに隠れるようにしてより幅広い銘柄で構成されて流動性のあるナスダックやハイテク銘柄などを大量に売って手仕舞いすることがある。
市場参加者が手の内を隠しながらハッタリやダマシで勝負するところは、まるで大がかりなポーカーゲームのようである。
・マーケットが天井を付けてから最初の下落後に、初めて戻りを試すときに、出来高の推移を一時間ごとに確認するのが最も効果的だ。
出来高の増加が止まった、あるいは減少した、などの動きを見極めることができるだろう。
さらに、株価はその日の後半で上昇する力が弱まったのに出来高は増えてきた、といった兆候も、戻りが力不足でおそらく頭打ちに合うだろうというサインとなる。
また、平均株価が以前の安値水準に到達して、その支持線(投資家がそれ以上は下落しないでほしいと願う心理状態が株価に働く安値水準)を試しているときにも、出来高の観察が役に立つ。
これから大きく売られるのか、それとも市場が新安値へと崩壊する前の踊り場なのか、という情報が読み取れるからである。
大量の売りが出来高に現れた場合は、市場に大きな下落圧力がかかっていることを示している。
過去の安値を株価が下に抜けてからすでに数日たったのに出来高はわずかしか増えていなかったら、出来高が激減する、あるいは平均株価が下げ止まって出来高が1~2日上昇する、といった目が発生するかを見定める。
もしこのような状況を目にしたら、「振るい落とし」(マーケットがトレーダーに大きいな売りの圧力をかけることで、損切りを巻き込むことも多い)の可能性がある。
この場合は、弱い株主をマーケットから追い出したあとに株価が再び上昇に転じる準備を進めていることを意味する。
○バーナード・バルークが語る億万長者になる秘密の必勝法(p351)
・私自身は、利益確定と損切りの比率を3対1くらいにしておくのが理想だと考えている。
20~25%の利益を得るなら、損失は7~8%で抑えるということだ。
2008年のような弱気相場で何かしらの銘柄を買うならば、せいぜい数銘柄で10%~15%の利益しか出せないだろう。
そうなると、許容範囲となる損失は3%である。
3%の含み損が出た銘柄は、すべて自動的に素早く損切りをする。
例外はなしである。
○買値から7〜8%の下落で損切り(p360)
・忘れてはならない17~18%が損切りの絶対的な最低基準である
逆にある程度上昇してまとまった利益が出た銘柄の場合には、株価が天井からの通常の下落のときに、下げ幅に余裕をもたせることができる。
最高値から7~8%下がったというだけで売ってはならない。この違いをしっかり理解していることが重要である。
○損切りは保険の代わり(p366)
・小さな損失は、言ってみれば安い保険であり、あなたの投資対象に掛けられる唯一の保険と言ってよい。
売ったあとに株価を再び上昇させる銘柄を多く見ることになるだろうが、たとえそうなったとしても、すべての損失を小さく抑えるという重要な目的は達成したことになる。
そして次の勝ち銘柄を買って挑戦するに足りる資金も十分手元に残したことになるのだ。
○典型的な投資家の発想(p371)
・2年前に30ドルで買ったある銘柄が、現在は34ドルまで上昇したとしよう。
ほとんどの投資家は、利益が出ているこの銘柄を売る。
だが、2年前に支払った金額が現在の株価と何の関係があるだろうか?それにその金額が今その銘柄を持ち続けるべきか、それとも売るべきかにどう関係するのだろうか?大事なのは、その銘柄があなたの保有している、あるいは代わりに保有できるほかの銘柄に比べてどのような成績なのか、という点である。
○投資記録のつけ方(p373)
・損切りをする価格(買値から8%以内の下落)と、期待できる利益の見込み額を、購入したすべての銘柄について書き出しておくことをお勧めする。
例えば、成長株を持っているとしたら、最初の株価のベースパターンを抜けて大きく上昇を始めた時点から、PER (株価収益率)が100%以上増加したら売るというようなルールを決めるのである。
このようにあらかじめ数字を決めて書き™めておけば、その水準に株価が達したときにすぐに気がつくことができる。
○自信を持ち続ける(p379)
・うぬぼれを捨て、他人の目など気にすることはやめなさい。
そして、マーケットに歯向かうのをやめて、損失を出している銘柄に感情的な思い入れをするのもやめるのだ。
株価が上昇しない銘柄は良い銘柄ではない。
そのような銘柄はすべて悪い銘柄である。
○ジェリー・リバモアのピラミッティング(p387)
・ピラミッディングとは、最初に株を買った時点から株価が上昇したら、さらに株を買い足す(増し玉)手法で、保有株の平均の買値が少しずつ上昇する。
一般に、株を買うべきタイミングのピボットポイントでまずは買い、その後株価が2~3%上昇したときにピラミッディングをする。
順調に上昇している銘柄に少しずつ量を減らしながら増し玉をするのが基本で、こうすることで正しい銘柄選択ができたと思われるときにだけ増し玉をしていける。
銘柄選択が誤っていて、最初の買値よりも一定額を下回ったら、その銘柄にかかわるポジションはすべて損切った。
○クライマックストップ(p399)
1.1日の上昇幅が最大
適切なベースからブレイクアウトしたピボットポイントから、株価が何カ月もかけて大きく上昇したあとに、上昇を始めた日から最大の上昇をして引けたら、注意が必要だ!これが起こるのは、だいたいが天井近くである。
2.1日の出来高が最大
株価が上昇を始めた日から出来高が最大になる日が天井となることがある。
3. イグゾースションギャップ
急速に株価を上昇させながら何カ月も前の最初のベースから大きく離れ(通常は最初のベースと2番目のベースを抜けて最低18週間以上、3番目以降のベースだと12週間以上)、さらに上に窓を空けて寄り付いたら、、、天井が近い。
例えば、長い上昇のあとに50ドルの高値で引けた銘柄が翌朝52ドルで寄り付き、その日は52ドル以上のままだったら、2ポイントのギャップを空けたことになる。
これをイグゾースションギャップと呼んでいる。
4. クライマックストップの動向
株価の上昇が急になり、週足チャートで急速な株価の上昇が2~3週間見られたり、あるいは日足チャートで7〜8日連続か10日中8日で急速な株価の上昇が見られるようなら、売りのサインである。
これはクライマックストップと言われるものである。
その週の値幅は、何カ月も前に買った時点から最大となることがほとんどだ。
まれにクライマックストップ近くで株価が前週の安値から高値へと大きな値幅を繰り返すようにたどって、多い出来高はそのままに、ほんの少しだけ上昇して引けることがある。
私はこれを「レールロードトラック」と呼んでいる。
週足チャートで見ると、2本の線が平行して縦に走っているように見えるからだ。
これは、大商いにもかかわらず上昇が見られず、売り抜けがあったことを示している。
5.売り抜けの兆候
長期の上昇のあと、大商いなのに株価が上昇しない場合は、売り抜けを示している。何も知らない買い手がこれに気がついて驚く前に、早めに売ってしまおう。
さらに、鋭敏な投資家が長期キャピタルゲインの期限を迎える時期を知っているとよい。
6.株式分割
株式分割のあと、株価が1~2週間で25~50%上昇したら、売りのサインだ。
1999年末のクアルコムのような極めてまれな例では、100%の上昇を見せることもある。
過剰な株式分割の前後は、株価が天井を打つ傾向がある。株価がベースから抜けて上昇し、その後株式分割が公表されたら、多くの場合、売ったほうがよい。
7.連続下落日の増加
ほとんどの銘柄が天井を打って下落を始めると、株価が連続して下落する日のほうが連続して上昇する日よりも多くなってくる。
以前は4日上昇したあとに2~3日下落していたのが、4~5日下がったあとに、2~3日上昇したりすると要注意だ。
8.上方チャネルライン
大きな上昇のあとに株価がその上方チャネルラインを抜けたら、売りのサイン(チャネルラインとは、過去四〜五カ月の間に付けた三つの安値同士をつないだ線と高値同士をつないだ平行線のこと)。
適切に描かれた上方チャネルラインを抜けて株価が上昇したら、売りのサインであることが研究結果から分かっている。
9. 200日移動平均線
200日移動平均線から70~100%以上離れたところまで株価が上昇したら売りのサインとなることがあるが、私は実際にはあまり使ったことがない。
10.天井から下落
上昇中に早めに売れなかった場合、天井から下落を始めたらすぐに売ることだ。最初の下落のあとに、株価が一度戻ることがある。
○出来高の減少や弱さを示す動き(p402)
1. 少ない出来高で新高値
出来高が減ったり少ないのに新高値を付けることがある。株価が上がるのに出来高が減少するのは、大口投資家がその銘柄を欲しがらなくなったことを示している。
2. 終値が一日の最安値かその付近
まるで矢印が下を指すような形で日足チャートに天井が描かれることがある。
つまり、株価が1日の値動きの最安値かその付近で引け、その日の上昇分をすべて消してしまうということが数日続くような状況である。
3.3回目や4回目のベース
株価が3回目や4回目のベースからブレイクして新高値を付けたら、売りのサインである。
市場では3度目の正直はあまりない。
そのころには、株価の上昇がだれの目にも明らかになっている。この後期に作られるパターンは不完全であることが多く、広くルーズになる傾向がある。
4回目のベースは最大八割が失敗に終わるが、まずはそのようなベースを正しく認識できるようにならなければならない。
4. 弱い上昇の兆候
天井近くで、最初の大きな売りが起こると、次の株価上昇では出来高が減少するか、上値が重いか、あるいは連続して上昇する日数が減少する。
弱い上昇があったらその2~3日中に売ることだ。
トレンドラインや支持線がブレイクされる前の、最後の売りのチャンスになるかもしれない。
5.最高値からの下落
最高値から8%ほど株価が下落した場合、それまでの上昇や天井、そして下落の動きを調べることで、上昇が終わってしまったのか、それとも通常の8~15%の調繋に入っているところなのかを判断しやすくなる。
最高値からの下落が12~15%を超えるようなら、売りを検討したほうがよい。
6. レラティブストレングスの悪化
レラティブストレングスが悪化するのも、売りのサインとなり得る。「インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙のレラティブストレングス指数が70以下に下がったら売りを検討しよう。
7. 孤立した銘柄
同じ業界のなかで、その銘柄以外には重要な企業のいずれもが株価の強さ
を示していないような場合、売りを考える。
○支持線のブレイク(p407)
1.長期の上昇トレンドラインのブレイク一週間の終わりに、重要な長期の上昇トレンドラインを株価が下に抜けて引けるか、大商いを伴って重要な支持線を株価が下にブレイクしたら売りのサインだ。上昇トレンドラインは、数カ月の期間で1日あるいは1週間の安値を最低3カ所選び、それを線でつなぐように描く。
期間の短すぎるトレンドラインは有効ではない。
2.一日の株価下落が最大
株価が大きな上昇をしたあとに突然、上昇を初めて以来最大の株価下落を記録したら、ほかの指標でも下落のサインがあるかを確認し、あれば売りを考える。
3. 週間出来高が最多になって株価が下落
この数年間で最多の週間出来高を伴って株価が下落したら、売りのサインである場合がある。
4. 200日移動平均線が下向き
200日移動平均線が長期にわたって上向きだったのに、下向きに変わったら売りを考える。
また、株が弱いベースを作り、そのベースの下半分で株価が推移してからベースを抜けて新高値を付けたり、あるいは200日移動平均線の下で新高値を付けたら、売る。
5.10週移動平均線の下で停滞
株価が長期にわたり上昇したあと、10週移動平均線の下で引けて、8~9週にわたってこの平均線の下にとどまって平均線の上へと値を上げて引けることができない場合、売りを検討する。
○そのほかの重要な売りの指標(p408)
1.損切りを7~8%でするならば、利食いは20~30%上昇したところでする。
このような利益を3回出せれば、全体で100%以上の利益も可能だ。
ただし、25%や30%では利益確定をしてはならない場合もある。
それは、機関投資家が保有し、マーケットを牽引する主導銘柄が適切なベースを抜けたピボットポイントからわずか1~3週間で20%上昇した場合である。
こういった銘柄は大化け銘柄となってさらに大きな利益をもたらす可能性があるので、保有し続ける。
2. 弱気相場では倍用取引から手を引いて現金を増やし、あまり多くの株式を買わないことだ。
どうしても買うと言うのならば、利食いは15%上昇したとき、損切りは3%下落したときに変更する。
3. 大口投資家が株を売るには、大量の株式を吸収してくれるだけの買い手が必要になる。
そこで、株価が上昇して、そのあとに良い報道や大きな賞伝(『ビジネスウィーク』誌のトップ記事など)が発表されたときに売りを考える。
4.ある銘柄に対する期待感が高まったり、その銘柄が継続してまだ上昇することが明らかに見えたら売る、そのころに買うのは遅すぎる。
ジャック・ドレフュスの言葉を借りると、「ある銘柄が過剰なほど楽観視されるようになったら売れ。世間が楽観的な考えで浮かれていたり、他人にも買うようにいそいそと勧めているようなときには、その銘柄はすでに十分に買われている。その時点では、もうその銘柄について語ることしかできない。それ以上株価を押し上げることはできないのだ。株価の上昇には、購買力が必要だからである」。
自分が死ぬほど怖いと感じて、他人も期待を寄せていないときに買うのだ。
そして死ぬほどうれしくて大喜びしているときに売るのである。
5.四半期収益の増加率が2四半期連続で著しく鈍ったら(あるいは前回の増加率の3分の2
に減ったら)、ほとんどの場合で売りのサインとなる。
6. 悪い報道やうわさが流れたから売るのは注意が必要だし一時的な影響しか株価に与えないこともある。
株式市場では、力の弱い個人投資家に恐怖心を与えて持ち株を売却させようとして流されるうわさもある。
7. 過去に犯した売りの過ちをすべて検証し、その失敗した経験から学ぶのだ。チャートに買ったポイントと売ったポイントを書き出して、分析を自分ですることである。
自分の過ちを詳細に研究し、過剰な損失や大きな機会損失などを防ぐために、新たな追加ルールを書き出す。これが敏腕投資家への道である。
○忍耐強く株を持ち続けるとき(p412)
・20%近く上昇したような株は、絶対に損失に転じるまで持ち続けてはならない。
ある銘柄を50ドルで購入して、それが60ドル(20%増)以上に上昇したら、その間に利益を確定しなかったとしても、その株価が50ドルやそれ以下まで下落して損失になるのは賢いとは言えない。
50ドルで買った銘柄が60ドルまで上昇するのを見ているのに、それを50ドルや51ドルで売るのは悔しくてやりきれないだろう。
だが、その時点ですでに、利益確定をし損ねたという過ちを犯しているのだ。
○保有銘柄数はどのくらいにすべきか?(p418)
・2万ドル〜20万ドルの資金で投資をするならば、厳選してよく熟知している4〜5銘柄で十分である。
それだけ所有したあとに、買いたいと思うような魅力的な銘柄に出合ったら、最も利益の期待できない銘柄を売るという規律を持つべきである。
投資資金が5000ドル~2万ドルの場合は、最大で3銘柄が妥当だろう。
3000ドルの口座なら2銘柄である。
○購入時期をずらす方法(p419)
・強気相場ならば、ポートフォリオのポジションを集中させる一つの方法として、最初の買値から株価が2~3%上昇したらすぐに最初の買いよりも少ない枚数で増し玉を1~2回行う、ということである。
○新規株式公開株を買うべきか?(p449)
・新規公開株を買う最も安全な時期は、最初の調整とベースからブレイクアウトしたときである。
新規公開株が市場で取引されてから1~3ヵ月以上たてば、株価と出来高に関する貴重な情報が手に入るので、状況をより正確に判断することができる。
○第12章ー資金管理のまとめ(p464)
・分散投資は良いがやりすぎてはならない。
投資対象を厳選された少数の銘柄に絞り、マーケットの動きに合わせて各銘柄の保有期間を決めるのだ。経験を積めば信用取引も悪くはないが、まつわるリスクは大幅に増える。
空売りは十分理解したうえでなければやってはならない。
正しい銘柄とタイミングを選択するためにはチャートの見方を必ず覚えてほしい。
ナスダックは若い新興企業にあふれる良い市場だが、オプションと先物取引はリスクが極めて大きいので経験豊富な投資家しか行ってはならない。
もし投資をするならば、全体の投資額に対する割合を少なくとどめておくべきだ。
また、税制優遇株や外国株式に投資するときも注意が必要だ。
複雑なものは投資対象から避けて、企業基盤の質が高く成長の見込まれる株や投資信託、あるいは不動産に絞るのが最善策である。
だがそのどれもが特殊な知識を必要とするので、助言や良い投資先などについて他人の意見だけに頼らなくてもすむように、自分自身で勉強しなければならない。
○多くの投資家が行う過ち(p468)
・投資家の98%が犯す圧倒的に多い過ちは、株の売買をどこで間違えたか、そして大きな成功を収めるためにしてはならないことや、逆にこれから始めなければならないことは何か、ということを学ぶ時間を十分持っていないことである。
それはつまり、自分の誤った認識を正してもう二度と同じ間違いを起こさないために、今後従うべき改善点や方法を学ぶことなのである。
○覚えるべきルールと指針(p615)
1.安い株を買うな。
15〜300ドルで取引されているナスダック銘柄や20〜300ドルで取引されているNYSE(ニューヨーク証券取引所)銘柄を中心に買うことだ。大化け銘柄のほとんどが30ドル以上のベースから現れる。10ドル以下のがらくたの山は避けること。
2.過去3年間、年間のEPS(一株当たり収益)が毎年最低25%上昇していて、翌年のEPSの見通しが25%以上増加しているような成長銘柄を買うこと。
また、成長銘柄の多くは20%以上かEPSの伸び率以上の年間キャッシュフローがある。
3.直近2~3四半期のEPSが大幅に上昇していることを確認する。
最低でも25~30%の上昇が必要である。
強気相場では40~500%上昇しているものを探すこと(高いほど良い)。
4.直近3四半期の売上増加率が毎期上昇しているか、直近の売り上げが最低25%上昇していることを確認する。
5.ROE(株主資本利益率)が17%以上の銘柄を買うこと。
一流銘柄のROEは25〜50%のはずである。
6.最近の四半期の税引き後利益が上向きで、その銘柄が記録した最高水準に近いこと。
7.検討しているほとんどの銘柄が「インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙(IBD)で毎日更新されている「ニュー・プライス・ハイ(高値更新銘柄)」の業界区分で上位六位前後に入っているか、「IBD一九七インダストリー・サブグループ・ランキング(川下業種一九七種ランキング)」の上位10%に入っているべきである。
8.配当金やPER(株価収益率)を基準に株を買ってはならない。
EPSや売上増加率、R0E、利益、製品の優位性といった観点から、その分野で一位の企業だから買うようにする。
9.「IBDスマートセレクト評価」の欄で、株価のレラティブストレングス指数が85以上
の銘柄を買う。
10.株式の規模は問わないが、1日の平均出来高が数10万株以上あるものを中心に選ぶこと
が望ましい。
11.チャートを読み適切なベースと正確な買いポイントを見極められるようになること。
日足と週足のチャートを使って、銘柄選択とタイミングを改善させること。
長期の月足チャートも参考になる、通常の出来高よりも50%以上出来高が増えた日に、適切なベースから初めてプレイクアウトしたところを買う。
12.上昇したら注意深く増し玉をし、ナンピンをしてはならない。
そして買値から7~8%下がったら必ず損切りをする、例外は絶対にあってはならない。
13.売りのルールを書き出して、いつ売って利益を確定するかを決める。
14.直近四半期に優秀な成績を出している投資倍託1~2種が購入した銘柄を条件とする。
さらに、過去数四半期の間に機関投資家による保有が増えていることが望ましい。
15.素晴らしく優れた新製品やサービスを持っていて、その売り上げが好調な企業を選ぶこと。
また、その製品に大きなマーケットがあり、繰り返し販売が可能であること。
16.マーケット全体が上昇トレンドで小型株か大型株が好調な時期であること(株価指数の解釈方法が分からない人はIBDの「ザ・ビッグ・ピクチャー(マーケットの全体像)」欄を毎日読むこと)。
17.オプション、外国株、債券、優先株、商品先物には手を出さない。
投資の「よろず屋」になろうとしたり、多様化しすぎたり、資産分配をしすぎることは利益にならない。
オブションは完全に避けるか、ポートフォリオの5~10%以内に制限すること。
18.企業の経営陣によって保有されている銘柄であること。
19.低迷しがちな「古いアメリカ」を象徴する企業ばかりではなく、起業家精神にあふれた「新しいアメリカ」を象徴する(新規株式公開から8~10年以内の)企業を中心に銘柄選択をすること。
20.慢心や自尊心は捨てること!
市場はあなたの考えや希望など気にしてくれない。
たとえどんなに自分が賢いと思っていても、マーケットのほうが常にあなたよりも賢いのだ。
IQが高かろうと修士号を持っていようと、マーケットで成功するという保証はまったくない。
慢心は大損失を招きかねない。マーケットとケンカをしてはならない。
あなたが正しくてマーケットが間違っていることを証明しようとなどとけっして考えてはならない。
21.IBDの「インベスターズ・コーナー(投資家広場)」と「ザ・ビッグ・ピクチャー(マーケットの全体像)」の欄を毎日読むこと。
そしてマーケット全体の天井と底を見極める術を身につけよう。
現在保有している銘柄や、購入を検討している企業に関する記事を読み、その企業の背景を学ぶのだ。
22.5~10%以上自社株買いをしたと最近発表した企業に注目すること。
その企業に新しい幹部が就任したかどうか、そして彼らの経歴などを調べる。
23.株価の底や下落中に買ってはならない。
ナンピン買いもしてはならない(つまり40ドルで買った銘柄が35ドルや30ドルになったときに増し玉をしてはならない)。
○大化け銘柄を買い逃す主な理由(p619)
1.疑念、恐れ、知識の久如。ほとんどの大化け銘柄は、比較的新しい企業である(8~10年前に株式公開をしたばかりの企業が多い)。
シアーズやゼネラル・モーターズはだれでも知っているが、毎年市場に参入している何百という新しい企業の名前をよく知っている人はほとんどいない。
新しいアメリカ企業がアメリカの成長の原動力であり、革新的な製品やサービスや新しい技術の大部分を生み出している(チャートサービスを利用すれば、これらの魅力的な若い企業の基本的な株価、出来高、売り上げ、そして収益率のトレンドなどをすべて簡単に調べることができる)。
2.PERにとらわれすぎている。社会的通念とは裏腹に、最高の銘柄が低いPERで売られることはほとんどない。
最高の野球選手が最高の報酬を得るのと同じで、優秀な企業はより優秀な(つまり高い)PERで取引される。
低いPERを選択基準にすると最高の銘柄のほとんどを買い逃すことになる。
3.真のリーダーは、新高値かその近くから大きな動きを開始するもので、安値や高値からかなり下がったところからではない、ということを理解していない。
数カ月前よりも安くなっているからという理由で、割安に思える銘柄を買うことを好む投資家は、株価が下落しているところで買ってしまう。
掘り出し物を手に入れたつもりなのだ。
しかし本当は、適切なベースや揉み合いからブレイクアウトして新高値を付けているような上昇中の銘柄を買うべきなのだ。
4.ちょっとした調整で振るい落とされたり、利食いを急ぎすぎたり、必要があれば株価が上がった銘柄を再び買うことが精神的にできない。
また、売るのが遅すぎる、損切りを徹底的に8%で実行しないせいで、小さな損ですんでいたものを破壊的な損失にまで膨らませてしまう。
★まとめ
今回は冒頭にも述べた通り、ぽんすけにとって勉強になることが多すぎて、少し雑な箇条書き形式の要点まとめとなってしまいましたが、きっとこの投稿を読んでくださった皆様も身になる内容がいくつもあったんじゃないでしょうか
アメリカの市場について書かれた本であるため、日本株市場では聞き慣れないこともあるかと思います
参考にするかしないかは、皆様次第ですが、これを機に調べてみるのも良いかもしれないですね!
ちなみに、ぽんすけが思う本書の最も良いと考えるポイントは、、、
チャート量がとんでもなく多いことです!
著者が述べている内容の根拠となるチャートが一緒に記載しているということですね
これが非常にわかりやすいです!
だからこそ、本書を読んでいただきたいんですよね、この投稿ではチャートを紹介することができません
本書に記載しているチャートの数は100を超えていますからね
また、これまでの投稿で「新高値ブレイク投資」についても紹介させてもらってきましたが、その元になるのは、本書の「CAN-SLIM投資」につながっているんだと思います
やはり、名著って読むべきだなって最近感じています
中には、今の自分には理解できない内容も多くありますが、身になる内容の方が圧倒的に多いです
おそらく一度だけ読んで、全てを理解しようとするのではなく、何度も読んで、徐々に理解するべきなんだと思います
もしも、皆さんのおすすめの本があれば、ぜひ教えてくださいね!
それでは、今回の投稿はここまでです、全て読んでくださった方、本当にありがとうございます!
次回の投稿もお楽しみに!
それでは皆様ごきげんよう!




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